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hisatomo yoshioka
on 15 March 2015
東日本大震災発生から4年が過ぎました。
あのとき。
ボクも、自分の無力さを感じずにはいられませんでした。
職業を変えるべきじゃないか…と真剣に考え込みました。
そして、覚悟
ボクの住む高知も、いずれくる大地震と大津波により、間違いなく大変な被害となるでしょう。
こないでほしい…とおびえることは、もうおしまい。
「その時」に!
さぁ何ができるか? どういられるか?
それぞれの立場、場面で、避難訓練を繰り返し、被害規模を想定した準備・備蓄は大切だと思います。
その上で、ボクは、ヨシオカは、
「その時」に向け何を備えて、
「その後」に何ができて、どう生きるのか?
どうする?
やっぱり、自分で考え自分が行動する…ことに尽きるのでしょう。
もちろんそれは、とても過酷なことで、とても辛いことですが、
精神的に参っても、肉体的に追い詰められても、
自分たちで立ち上がり、自分たちで笑顔を取り戻す以外に、頼れるものは無いんじゃないかなぁ。
なぜなら…。
来たるべき東南海の大規模な震災下でも、大都市やそれを結ぶ大動脈は大きく取り上げられる一方で、おそらく、高知を含む多くの「地方」の復旧・復興、被災者ケアはどうしても遅れに遅れ、後手にまわると思うんですね。
他人任せにできない「地方の大変な実情」。
そこをあたりまえの出発点として自分を律する!…という覚悟です。
それでそれで! どうする?
たとえばこども達に、積み木で遊ばせます。
ハァ!?…と呆れず、少しお付き合いください(^^; )
2012年12月 長男4歳の誕生日
「絵本とヨーロッパのおもちゃの店ファミーユ(高知市鷹匠町)」にて、まほうの積み木:KAPLAブロックをおすすめいただきました。
晩御飯の時間も、お風呂の時間も辛抱して、ようやく遊ぶ時間を作った長男。
しかし…この時すでに就寝時間がせまっていた!
しかも…ここはお父さんのお布団が敷かれる場所だった!
さぁ、積み木で遊んでみましょう! 遊ばせましょう!
どこで…?
柔らかなじゅうたんの上で、
波打つ畳の上で、
息をひそめて積み上げた積み木がバランスを崩してしまう。
フローリングの上で、
絶妙なバランスをとったつもりで攻めていくと、あれ?
床の傾きに気づかされるってことも?
いつまでも…?
壮大な作品を作り上げたところで、いつまで眺めていられるでしょう?
大抵のお宅では専用のお部屋があるはずもなく…。
遅かれ早かれ「お片づけの時間」がやってくるはずです。
お腹がすいたり…眠くなったり…。
遅かれ早かれ「おしまいの時間」がやってくるはずです。
もしかして…?
お約束でも。不意打ちでも。
約束したお片づけができないでいると、強制撤去させられることもあるでしょう。
妹や弟、あるいはペットによって、予期せず壊されてしまうこともあるでしょう。
泣く泣く片付けた積み木の眠る場所は?
収納できる箱やカゴがあるでしょうか?
その箱やカゴの収まる場所があるでしょうか?
その保管場所で積み木は腐ることはないでしょうか?
また遊びたい時に難なく出してこられるでしょうか?
なんか大変ですね…。面倒なことになりそうです…。
2013年7月 長男4歳7ヶ月
多角形の筒状タワーをお父さんと競争で作り始めたが…。
父がその場を離れた後、それらをつなぐスカイガーデンができていた!
その発想と迫力には両親ともに驚いたので、お片づけは免除。
次の日まで何度も眺めることになった。
2013年9月 長男4歳9ヶ月
お休みの日は、昼下がりからずっと建築家。
作品を作り上げた達成感にひたりながら、リフォームも繰り返して…。
やがて晩御飯の時間になったときには、やりきった満足感からであろう、素直にお片づけができた。
しかしまぁ、こういう日は珍しい…。
2013年9月
長男4歳9ヶ月 次男8ヶ月
なかよし兄弟のスナップ写真…ではない。
興味津々で近づいてきたハイハイ怪獣から、作り上げた力作を守らなければならない!
同じもので仲良く遊ぶ…までの道のりははるかに長い。
2013年12月 長男5歳
KAPLA歴1年を迎え、力作の完成時にも余裕の表情。
この余裕は、弟がお昼寝中だから…!
遊ぶ時間、遊ぶ場所。
少しコントロールできるようになってきた。
2014年8月 長男5歳8ヶ月 次男1歳7ヶ月
長男が3歳の時から遊んできた「なかよしライブラリー(南国市亀岩)」の「基本の積み木」と、KAPLAブロックとの混合作品。
カウンターテーブル上で作り上げた作品も…。
椅子にのぼれば手が届くことを覚えてしまった弟に…!
それでも、作品完成のたびに達成感・満足感にひたることができれば「遊んでいいよ、壊していいよ」と言えるようになった兄。
しかしまぁ、やはりこういう日は珍しい…。
それでも、積み木で遊びたいから!
頭の中いっぱいに広げた想像を、今、この目の前で形にしたいから!
好奇心と欲求がすべての原動力となり、やがて上手に遊ぶことを考え始めます。
試行錯誤が始まります。
安定した地盤を調査して…
気候風土に応じた構造設計で…
耐用年数を想定して…
やがては建て替えか…補強リフォームか…完全撤去か…
廃棄物は再利用可能か…有害物か…
次世代による利用にも処分にも、重い負担がないか…
大人に快く遊ばせてもらうために、
こども達は好奇心による行動から少しずつ学びを得て、やがて自律に至ります。
だから大人は ヨシオカは
老若男女すべての方に、心やさしい賢者になってもらうため、
準備も片づけも面倒くさいけど、でも、
奥深くて壮大で美しいほどの遊びを、敬遠してはいけません。
好奇心こそ最大の実りある学びにつながります。
その可能性を軽んじて、後から後から机上の学びを重ねるのは…徒労のように思います。
自分で考え自分で行動できる心やさしい賢者が一人ずつ増えること。
ヨシオカはその一助となりたいなぁ…と思いを新たにしております(^^)v
2013年4月 長男4歳4ヶ月
ビジネス
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